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こたつねこの勉強部屋

独学の記録。

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図書館サービス概論 レポート

司書 レポート

設題

身近な公共図書館都道府県立より、市町村立が望ましい)を観察し、このテキストに書いてあることと比較しつつ、その図書館の特徴を述べ、またあなたの具体的で実現可能な希望を列挙してください。

 

友達同士でレポートを見せ合い、議論することもできない通信教育。そんな中インターネットで公開されているレポートはとても参考になりました。その恩返しとして、学習の記録として、レポートを公開させていただきます。

※丸写し、転用、引用厳禁です。レポートは必ず自分の言葉で書いてください。

 

 

提出日 2015年5月14日

投稿回数 1回

 

今回のレポートでは地元××市立●●図書館を観察することにした。
 ××市は2004年に●●町、△△町が合併して誕生した市である。この結果各町立図書館として存在していた●●図書館と△△図書館が現在は兄弟館の関係になっている。●●図書館は●●町中央公民館の2階に位置していたが、2013総合文化施設「◎◎◎◎◎」一階に移転した。
 2006年●●町隣町のA町、B町、C町、D町が4町合併を果たしA市が誕生した。各町立図書館は××市と同じく兄弟館の関係となった。このレポートでは同じ兄弟館を持ち、文化施設の1階に位置するB図書館を比較対象とした。
1.●●図書館全体について
 ●●図書館への登録者数は5700人であり、登録者の住民に対する比率(注1)は約33%、一人当たりの年間貸出数は12点である。移転後は延べ床面積961m^2と移転前の1.8倍になり、職員数も専任職員が3名、非常勤職員が4名と各1名ずつ増員された。
 一方でB図書館への登録者数は39200人、登録者の住民に対する比率は約155%にもなり、B図書館では住民以外の登録者が多いことがわかる(注2)。延べ床面積は1585m^2と●●図書館の1.6倍、受入冊数も●●図書館の2.4倍ある。ただし、1人あたりの貸出件数は約7点と●●図書館を下回る。
 ☆県全体の図書館登録者の住民に対する比率が約70%ありながら、貸出件数は一人あたり9点であることを考えると、●●図書館では1部の住民が頻繁に図書館を利用しているといえる。
2.基本的なサービス
●●図書館では図書10冊、雑誌10冊、視聴覚資料2点まで2週間借りることができる。また電話での貸出延長が1度だけできる。カウンターは貸出返却窓口が2箇所、レファレンス相談窓口を兼ねる。TVブースなどはないが、移転にあたり、パソコンブースが設置された。持ち込みのパソコンを使用できるコーナーに加え付属のパソコンが2台あり、ネットの利用をカウンターに申し出ることで1時間ネット接続することができる。また無線LANの利用も可能であるが、詳しい利用のしかたはカウンターに聞かないと分からない。
一方のB図書館はホームページの利用者照会メニューから貸出し延長の手続きとることができる点が●●図書館にない特徴といえる。インターネット利用は30分であり、これは利用者の多さから利用時間を短くし、回転率をよくしているものと思われる。無線LAN利用者には専用の手引きが配布されている。カウンターは貸出返却窓口とレファレンス窓口に分かれている。
 ●●図書館は兄弟館の△△図書館とホームページが統一され、借りた資料はどちらの館で返却してもよい。同じくB図書館もA市図書館として他3つの館とホームページを統一しており、市内どの図書館で返却してもよいことになっている。
2.対象別サービスについて
 ●●図書館で最も盛んな対象別サービスは児童サービスである。●●図書館の司書はこども園に対して絵本の読み聞かせ出張サービスを行っている。また●●地区小学校5校にブックトーク巡回を行う。1年ですべてのクラスに対しブックトークを行うそうである。また現●●図書館には乳児コーナーが設置されており、赤ちゃん向けの絵本が集まっている。このコーナーでは毎週土曜日お話会「」が開かれる。お話会の主催はボランティア団体「」である。司書は演者に欠員が出たときの穴埋めなどを担当している。
 一方のB図書館では図書館職員による「おはなし会」に加え、ボランティア団体による「」他計5つの様々なお話会が開かれている。
 ●●図書館では他にも点字図書、大活字図書、外国の絵本など特定の利用者向けの蔵書もあるが、量としては少ないといわざるを得ない。
4.今後の要望
 今回●●図書館とB図書館を比較した際、一番木になるのは情報提示量の差であった。ホームページの利用案内を見ても、B図書館が資料紛失時の注意まで細かく掲載しているのに対し、●●図書館では必要最低限の情報しか載せていない。これらはB図書館と●●図書館の利用登録者数の差から来る違いかもしれないが、一部のサービスを知っている人間だけが図書館を利用するのでは図書館の発展は見込めない。これからはなにより図書館を利用する人が増えるようにホームページや館内設置の利用案内を拡充してほしいと考えている。
 また、対象別サービス図書の数をもっと増やすとともに、利用者に対象別コーナーを見つけやすくしてもらう工夫(入り口でのポスター掲示など)をしてもらいたいと思う。児童サービスもお話会がボランティア団体任せになっているところがあるので、専門家である司書がよりサービスに関わっていってほしい。

注1)2014年4月1日統計の●●図書館登録者数÷2014年4月1日統計の●●地区住民人口×100
注2)●●図書館、B図書館ともに住民以外(隣の市の住民)が貸出登録することができる。

 

参考文献
日本図書館協会『日本の図書館:統計と名簿 2014』 日本図書館協会 2015年
日本図書館協会『日本の図書館:統計と名簿 2012』 日本図書館協会 2013年
それぞれの図書館のホームページとそれぞれの市のホームページ(人口と世帯調査)

このレポートに『日本の図書館:統計と名簿』は必須。レポートを書くタイミングによって前年のものしか手に入らない(今年のものがまだ発行されていない)ことがあるため、取材時に大きな変化が無いか確かめておくとよい。

 

講評は
よく調べられています。希望が実現するよう働きかけたり、さらに図書館を訪れて相違点を考えるようということでした。