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こたつねこの勉強部屋

独学の記録。

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図書館概論 レポート

設題 公共図書館を1つ選んで、設備(規模、単独館か複合館)、立地、蔵書数、貸出数、図書館職員数、実際の図書館サービスについて調査やインタビューを行いなさい。公共図書館は中央館、分館、地域館、分室または公共館図書室を1つ選びなさい。必ず図書館名と所在地を記入すること。この調査を通じて、対象とした公共図書館に期待することおよび感想を述べなさい。調査前にアポイントをとることが望ましい。

 

提出日 2015年6月12日
提出回数 1回

 

友達同士でレポートを見せ合い、議論することもできない通信教育。そんな中インターネットで公開されているレポートはとても参考になりました。その恩返しとして、学習の記録として、レポートを公開させていただきます。

※丸写し、転用、引用厳禁です。レポートは必ず自分の言葉で書いてください。

 

1.公共図書館への調査インタビュー
 このレポートではもっとも頻繁に利用している
●●市××図書館について取り上げる。
 所在地は□□□□□。
歴史
 ●●市には他に市立図書館として△△図書館がある。●●市は2004年に●●町、△△町が合併して誕生した市である。この結果各町立図書館として存在していた●●図書館と△△図書館がともに市立図書館となり、現在は兄弟館の関係になっている。●●図書館は以前●●町中央公民館の2階に位置していたが、2013年総合文化施設「□□」1階に移転した。2階から1階に移転したことで、車椅子利用者やお年寄りが利用しやすくなった。トイレは乳児図書コーナーの入り口に設置されており、授乳スペースを設けるなど乳児を連れた利用者に配慮した配置になっている。
立地と児童サービス
 ●●こども園、●●小学校から徒歩5分圏内に位置しており、乳幼児が保育教諭にともなわれて図書館を訪ねたり、小学生が放課後に立ち寄ることも多い。図書館からの働きかけとしては定期的にこども園でお話会を催していたり、●●地区の全小学校各クラスで巡回ブックトークを行っている。
設備・蔵書数・貸出数
2014年の統計を見ると、延べ床面積961m^2、蔵書数は75000冊、貸出数68000冊である。なお●●図書館への登録者数は5700人であり、登録者の人口に対する比率は約33%である。住民の3分の1しか図書館を利用していないが、1人当たりの貸出数は12点と県全体の平均9点を上回る。
図書館職員数
 2014年の統計では専任職員が3名、うち司書2名、非常勤職員が4名となっている。しかし2015年6月にインタビューを行ったところ、司書1名が定年退職となり、週4日の非常勤として再雇用されたことが分かった。そのため現在は専任司書が1名となっており、上記のこども園や小学校でのお話会やブックトークは彼女が担当している。
図書館サービスについて
・貸出・返却・予約
貸出は●●市民、●●市への通勤・通学者、隣市の※※市民を対象にしている。貸出カードは●●図書館、△△図書館共通で使用でき、本の返却もどちらの図書館でしてもよいことになっている。
 本と雑誌は別々に10冊まで、CD等の視聴覚資料は2点まで借りることができる。貸出期限は2週間である。延長は1度だけ電話を使って申し込めるが、それ以上の延長は本をカウンターに持ってきて依頼しなければならない。予約は5冊まで、ホームページからリクエストや予約ができる。
・インターネット・複写サービス
 館内に備え付けのパソコンは2台あり、カウンターで申し込みをすると1時間の制限つきでインターネットの利用ができる。ただし、後ろに待っている人がいなければ何度でも延長が可能である。2015年の3月より無線LANが申し込みなしで無制限に利用できるようになった。
 複写サービスは1枚10円で実施されている。複写サービスの申込用紙に記入すると、職員が中でコピーしてくれる。
・イベント
 ●●図書館では土曜日の2時から「お話ホイホイ」というお話会が行われている。主催は「名作童話を読む母の会」というボランティア団体である。しかし最近「おはなしホイホイ」に参加する子どもの中に乳児が混ざっていることに気がついた図書館は、別途乳児向けお話会「おひざでホイホイ」を企画した。「おひざでホイホイ」の演者は個人の登録ボランティアであるため、不定期な開催になっているが、今年も年4回ほど実施される予定である。
2.調査を通じての感想・課題
 まず専任司書が1人しかいないという現状に危機感を感じた。この専任司書の方に今回のインタビューをさせていただいたのだが、「おひざでホイホイ」の企画を考えたものの、土曜日という忙しい時間に数少ない司書がお話会のみに時間をとられるわけにはいかず、やむなく外部のボランティアに委託する形になったそうである。ブックトークやお話会の企画などこの司書の方がたった一人で担当されている様子だが、彼女は自分が定年になった後の後継司書を育てられていない状況に悩んでおられた。この司書の方が熱心に仕事に取り組んでいる分、今後の金津図書館は人材不足に陥るのではないか。
  また今回の調査で、今まで知らなかったサービスが明らかになった。例えば無料無線LANの導入、電話での貸し出し延長が可能なことなどサービスを行っていても、利用者から認知されていないものが多いように感じた。図書館の利用案内やホームページには必要最低限のことしか書かれていないため、せっかくのサービスを知る機会がほとんどない。今後は基本的なサービスだけでなく、追加されたサービスや便利なサービスについての案内を館内外で配布し、図書館の機能を利用者が使いこなせるように広報していってほしいと思う。

 

添付 図書館利用案内・利用者申込書・希望図書申込書をスキャナで取り込んだものを添付しました。KULeDでは画像は1枚しか添付できないので、3枚の資料をパソコンのペイントソフトを使って新規ファイルに貼り付け1枚の資料にして転送しました。

 

参考資料 

日本図書館協会 『日本の図書館:統計と名簿 2014』 日本図書館協会 2015年
図書館概論のレポートでは必須。ただしレポート作成日によっては前年度のものしか手に入らないのでインタビューの際に職員数などの変化を確かめておくとよい。大きな図書館には毎年分そろっているはずなので(取材した図書館にはそろっていなかったので隣市の図書館から引いてもらった)、年別の変化を調べて比較するのも面白い。
●●市の図書館ホームページと市全体のホームページ(人口を調べるときに使った)

 

講評について 

同館での対象別サービスとして、乳児や児童に対するサービスのほか、高齢者や障害者に対する具体的な施策が詳述されていると参考になると書かれていた。そういえばインタビューで聞ききれなかったところ。指摘した人材不足や館内外での案内などを利用者として館に伝え、発展につなげてほしいということだったが、館職員や関係団体からもたびたび声が上がっているにもかかわらず、上がまったく動いていない現状を考えると、どこまで真剣に聞いてくれるのか。