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佛大の幾何は難しいと書きましたが、
線形代数については普通です。
レポートでは線形代数(数Ⅲであつかう行列式の発展版)を中心に、スクーリングでは整数論を中心に勉強します。
整数論は昔は発展項目でしたが、現在では文系の学生でも勉強しなければならない分野なので押さえておきたいところですね。
私は大学時代は文系にもかかわらず、「暗号理論」にときめいて、教養授業として出席したり、その手の本を趣味で読んでいたりしたので、整数論の授業は楽しかったです。担当の教授もちょっとお茶目なおじいさんでとてもよかったです。
さて、線形代数及び整数論の場合、教科書が結構詳しくできているので、ざっと読むことで知識をつけることができますが、やはり書き方が固いのと練習不足に陥る可能性があります。
そこでお勧めなのが、この本。
教科書巻末でも参考文献として紹介されているのですが、「数学おばさん」を自称する石村園子さんの「やさしくまなべるシリーズ」です。
高校までの数学参考書には、塾講師が書いたかみ砕いた説明、豊富な演習が載っている素晴らしい参考書が山ほどありますが、大学数学になると途端に固い記述の本ばかりになってしまいますよね。
そんなあなたの救世主になるのがこのシリーズです。
よく使う公式をきちんとまとめ、豊富な演習とともに学ぶことができるので「大学受験勉強」を経験した人にとっては、とても学びやすい本なんですね。
この本をちゃんと勉強することで、線形代数の勉強はばっちりです。
あとは、整数論なんですが、教科書の問題をちゃんと見ておくだけでもなんとかなると思います。高校数学の分野で整数論を扱っている参考書もあるので、そちらを見るのも良いかと。
佐々木さんの整数論の本が一番まとまっていますかね。
また暗号理論はおもしろいのでブルーバックスなんかで知識を深めておくと楽しいかもしれません。