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「 #保育園辞めたの私だ 」と「#図書館辞めたの私だ」ー保育士か、図書館司書か

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このブログでは保育士になる方法とか、図書館司書資格取得のための勉強法などを公開しています。アクセス解析を見ると図書館職員や保育士にあこがれる人はやはり一定数いるんだなーと思います。

しかし、数年前にTwitterをにぎわせたタグ「 #保育園辞めたの私だ 」と「#図書館辞めたの私だ」をみると、どちらも理想と現実の差が厳しい世界だとも言えますね。

さて私はどちらの職業もちょっとだけ体験し、どちらの求人内容も良く検索しています。そこで、今回はいつもの勉強ブログとちょっと趣旨を変えて保育士と図書館司書について比較してみようかなと思います。

 

1.お給料

・保育士

保育士の賃金は安い安いと言われていますが、それは就業場所にもよります。ハローワークのインターネットサービスで検索してみれば分かるかと思いますが、女性が就きやすい職業の中では、まあまあの金額を出しているところもあります。正規の場合は、基本給は安いけれど、ボーナスが高いところもあります。退職金・昇給ありの職場が多いです。とにかく人手不足の職業なので、かなりいい条件で募集しているところも見つかります。地元にいいところがなければ、東京あたりで寮つき・高月給の募集を出す会社も見つかります。正直事務職で就職しようとするより求人表上は高い待遇で雇用してもらえると思います。もちろん、実際現場で求人の条件が守られない場合もありますが。

また、パートタイムや非正規で仕事を探している人にとってもまあまあのお給料がもらえると思います。派遣会社に登録してもやはり人手不足の業界なので高時給をだしてくれたりします。もちろん職場や派遣会社によるのですが、募集が多いのである程度こちらで選別できるんですよね。

・図書館司書

図書館司書の場合、正社員を目指す=公務員を目指すことです。公務員になれば待遇はそれなりにいいといえます。ただし、正規の図書館司書の募集がかかるケースはかなりレア。新卒でもない社会人で、図書館司書への転職を考えている人は非正規の図書館司書の求人を探すことになります。

こちらはたしかに給料安いです。資格もちでもあまり給料に反映されていないと思います。図書館司書の求人は稀なので、給料が安くても人が集まるため、条件も上がりません。求人数が少なければ、給料が安くても妥協して応募してしまうことがあります。特に悩ましいのが、フルタイムで働けない求人が多くあることです。「月15日以内」や「1日6時間程度」、「週4日以内」など働ける時間が制限されている求人はたくさんあります。これではどうしたって稼げません。他にアルバイトをするにしても、図書館は土日が忙しいので、アルバイトでは基本的に給料が高くなる土日に出勤することができないという苦しさもあります。

2.仕事内容

・保育士

ハードです。常に動いていないといけないし、気を抜くと子供が怪我します。正規職員なら行事の準備、書類の作成、会議、研修会など様々な残業にさらされます。非正規でも残業がある場合がありますし、子どもの安全に対し責任が大きいのは雇用体系に関係ありません。残業は給料が発生する職場もありますが、サービス残業が当たり前と思っている園もあります。オシッコがかかる、吐しゃ物がかかるのは日常茶飯事です。潔癖症の人は無理な職場です。力仕事も多いです。子供によく風邪やインフルエンザをうつされるので、医療費もばかになりません。若くても腰を痛めている人、ストレスで退職した人いろいろいます。

・図書館司書

厳密にいえば私は司書として図書館で働いたことはないです。ただ無資格で図書館で働いていた時のことを考えると、仕事内容としては保育士に比べれば楽だと思います。重い本をもつなど力仕事は必要ですが、あまり重い場合はカートを使用するまでのことです。座り仕事も多いですね。良い本を選ぶためには家で本をたくさん読む必要がありますが、これは本好きの人にとってはある意味で残業ではないかもしれません。結局はサービス業なので、来館者に変な人がいればストレスがたまることがあります。「#図書館辞めたの私だ」タグをみていると、正規は定時帰りで非正規は残業していたり、職場環境が凄く悪い図書館もあるようです。

 

図書館ではいろいろなサービスを展開していますので、意欲的に仕事をする人にとってはすごく忙しい職場。一方さほどやる気がなく無難にこなしたいという人(特に非正規の場合は)でもなんとかなってしまうところはあると思います。

 

3.求人数

・保育士

やたらとあります。雇用形態も正規、臨時、パート、派遣と選び放題。少子化なので今後のことはわかりませんが、この先10年ぐらいは引く手数多何じゃないでしょうか。地元にいい求人がなければ全国どこでも探せます。

・図書館司書

まず、正規での募集を見つけられたらそれだけでラッキー。非正規で月10万にもならないような求人ですら応募者が何人もいて、なかなか採用にまで至りません。図書館司書という求人が1つもないこともあります。

 

こうしてみると、もし生活していくための糧を得る=仕事という基準からみると保育士の方が圧倒的に有利なんですよね。ただし、続けられるかというのが問題なんです。図書館司書は非正規の場合は特に、暮らしていけないお給料になりがち。数年で契約の延長ができなくなり、解雇されることも多いようです。

 

私は、正職として保育士になると体と心を壊してしまいそうで、でも非常勤の図書館司書では暮らしていけないので、非正規保育士として生きていこうと思っています。それで、図書館司書の正規求人が見つかったら応募する。あるいは、いつか宝くじを当てて生活費の心配がなくなったら、週4日程度の図書館司書求人に応募したいなーと思っています。

 

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