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保育実習理論は実際に保育現場で用いる2つの領域、音楽・造形についての問題と、保育所保育指針の内容を問う問題が出題されます。他にも有名な絵本の作者についてなども出題されます。
造形についての問題は幅が広いですが、ある程度知識を暗記することで対応することができます。
保育所保育指針も同様で、いかに保育指針の内容を丸暗記できるかにかかってくるでしょう。
問題は「音楽」ですが、音楽理論を習ったことがないまったくの未経験から保育士試験を受ける人はその内容に面食らうと思います。これは丸暗記では対応できない分野なのです。しかし、一度解き方のコツを知ってしまえば満点に近い成績を収められる分野でもあります。
造形・保育所保育指針が暗記重視の「文系」科目であるとすれば、音楽は公式を理解してしまえば応用問題も解ける「理系」科目に例えることができると思います。
では、私が試験内容を覚えているうちに解き方のコツを書いておきたいと思います。
(私は音楽の専門家ではないので、細部に実際の音楽理論と違うところがあってもご容赦ください。あくまで保育士試験を解くため私がした勉強法を書いているだけなんです。)
LESSON1 最初に覚えること
音の名前
・普通に使うドレミファソラシドは「階名」という種類の音の名前である。
・ドレミファソラシドを日本語で言うとハニホヘトイロハ。これは「音名」という種類の音の名前である。
・音の名前には「英語名」というのもあって、これはCDEFGABC。Cから始まり、Gで終わり、Cに戻ってくるところに注意。
まず音の名前を覚えましょう。名前の種類が違うだけでドとハとCは同じ音です。お母さんもママもおふくろも同じ母親を指すのと同じ(?)ですね。
全音・半音
鍵盤の隣と隣の間のことを半音、鍵盤二つ分の間を全音といいます。
鍵盤の間というのは白い鍵盤と黒い鍵盤の間のことです。
上の例でいればド(白い鍵盤)とド♯(黒い鍵盤)の関係が半音。ドから半音上がった音をド♯といいます。
ドとレの間は全音の関係となります。ドとド♯=半音、ド♯とレ=半音なので、半音二つ分=全音となるからです。
注意したいのがミとファの関係。間に黒い鍵盤がないのでミとファは半音関係になります。
#と♭
半音上がることを♯を使って表します。ド♯はドから半音上がった音、ド♭はドから半音下がった音、つまりシを指します。
ちなみにドから半音あがった音も、レから半音下がった音も同じ黒い鍵盤を指していますね。同じところを表すのにも、このように二通りの方法があります。表し方の違う二つの音を異名同音といいます(←この言葉も出題されるので覚えましょう)。
♯は日本語で嬰(えい)といい、♭は日本語で変(へん)といいます。
今日はこの辺でさようなら。
保育士試験の本を書きました!