※この記事にはプロモーション(Amazonアソシエイト)が含まれています。
こちらの記事で紹介した英語多読の勉強法ですが、最初にどんな本を選んだらよいのかというのは迷うと思います。SSSにアクセスして多読セットをまとめて購入するという方法もありますが(私は最初これでした)、自分好みじゃない本もあるんですよね。私は基本ホラー&ミステリー派なので、感動ものとか恋愛ものは苦手でした…だから多読を始めたいという人は自分でpenguin でもOxfordでもcambridgeでも好きなのを厳選してもよいと思うんですよ。最近ではネット通販ができるので、大型書店に行かなければ外国本が手に入らなかった昔とは違いますので…
100万語突破を目指す人なら語彙数は↓の書評システムから調べることができますよ。
さて今日は好きな本を自分で買って多読を進めていきたい人に向けて本を紹介していこうと思います。
テーマは私の好きな「ミステリー&ホラー」、そして「奇妙な味の短編」!
今回はPenguin Readersより。
1.レベル1より 「The gift of the magi and Other stories」
↑クリックでamazonのサイトに飛べます。
オー・ヘンリーの名作「賢者の贈り物」のシンプルテキスト版です。その他4編のショートストーリーが含まれて全5編。「賢者の贈り物」のストーリーは道徳の教科書などで一度は目にしたことがある読者が多そうなので、英語でもなんとなく読むことができ、入門としてはピッタリなんじゃないでしょうか。
貧しい夫婦が互いにクリスマスプレゼントを買おうとしますが、お金がありません。自分の持っているものを売りに出して、プレゼントを買うお金を作り出す二人ですが、お互いの贈り物を見た瞬間驚いてしまう…というストーリー。同じく短編の名手といわれているサキという小説家がいますが、彼に比べればヘンリーの作品はあまり毒がなく、さわやかで感動的な終わり方をする物が多いです。
それぞれの話が短く、かつちゃんとオチがあるのも飽きさせない本です。レベル1にふさわしく(?)、一つ一つのお話は4~ペ6ージにまとまっており、絵も大きい。ペンギンリーダーズの下位レベル本は、Oxfordなんかと比べるとホッチキスで止めただけのペラペラ本なんで、見た目はちゃちに見えるのですが、なかのイラストはカラーできれいですよ。
2. レベル1より 「The Crown」
↑クリックでamazonのサイトに飛べます。
ホラー好きとしては見逃せないM.R.Jamesの「The crown」です。賢者の贈り物に比べて長いお話ですが、ひたひたと迫る恐怖がページをめくる手を止めさせない傑作。リトールド版故話はシンプルですが、ごちゃごちゃ設定を読ませられることがない分純粋に「コわーい」気分に浸れます。
海辺の町で3つの古い王冠の伝説を聞いた主人公。イギリスを守るというこの王冠に興味を持った主人公は、本屋で手に取ったとある古本を読むことによりこの街に眠っている1つの王冠の場所を知ることになります。王冠を思わず掘り出してしまう主人公。するとその日から不気味な人影が彼の周りに付きまとうようになり…。
ザ・古典!って感じのホラー小説ですよ。でも、夜中に読むのはあまりお勧めできないかも…