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正規職員としての図書司書を目指すか、臨時職員としての道を模索するか

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図書館司書は非常に人気がある仕事です。

本に囲まれた空間で仕事をする…本好きにとってこれだけ魅力的な要素がありましょうか。

しかし、図書館司書に「正職員」で採用されるのは非常に困難です。

私は過去3度図書館司書の採用試験を受けています。

1度は臨時図書館職員として、週4回程度のパート募集。面接のみ。この時はまだ司書資格を持っていなかったので、ある意味有資格者に負けるのは当然。しかし、給料がそんなに高くない、フルタイム勤務ですらないこの仕事に書類選考が必要なほどの応募があったのにはたまげました。

 

2度目は県庁所在地での正規職員募集。公務員の正職、しかも図書司書とあって、やはり20人近くの応募者がいました。もちろんこの場合は司書有資格者が対象。この時には司書資格を得ていたので、年齢的にも最後のチャンスかと受験に挑みました。試験内容は1次が教養試験・専門試験・そして作文でした。募集を見つけたのが結構ぎりぎりで試験勉強がなかなか間に合わず…。合格者ボーダーラインの一歩手前で落ちてしまいました。

 

3度目は偶然にも地元で出た正職募集。地方都市ですが、やはり10人以上の応募者がいます。試験は1次が教養試験と作文、2次が面接でした。こちらもかなりぎりぎりに募集をみつけたので、勉強時間が足りなかったのですが、高校初級レベルの英語や数学など結構得意な部分が出ていました。付け焼刃でしたが、論理問題などコンパクトにまとまった1冊に絞って対策をやったのも良かったようでなんと1次は無事通過。

 

その時勉強した本がこれです↓。

 

煩雑になりがちな公務員試験ですが、時間がない時は1冊を絞り込んでやるべきだと思いました。

 

しかし、2次で面接官の様子を見た途端、やはりむりだったなあと感じました。要はアピールすべき図書司書としての実績がないのです。司書としての経験については当然突っ込まれましたし、市がやっているいろいろなイベントへの関心・参加状態についても聞かれました。やはり図書司書=地方公務員なわけです。合格したのは臨時図書館として実績が長い別の人だったようです。

 

3度ほど司書試験を受けてわかったことは、

・図書司書の倍率は本当に高い

・年齢が上がれば上がるほど正規の採用枠は無くなる(受験資格がなくなる)

・仮に1次試験を突破しても実績がないと採用されづらい

 

ということでした。私はいろいろ事情があって社会人になってからしか、図書司書資格を取得する機会がありませんでしたが、これから司書になりたいと思っている若い人にはできるだけ早い段階で司書資格を取り、どんな形でもいいので図書館で仕事の経験を持つことをお勧めします。また、正規の職員になりたいのなら、受験自治体の行っているイベントなどはこまめにチェックすべきです。

 

かといって、若くて経験があればだれでも正規の司書になれるわけでもありません。年齢が上がればなおさら…。臨時の図書司書のお給料は本当に安いですし、つぶしがきく仕事でもありませんから、何が何でも司書に!とは思いません。

しかし、正規職員としての仕事がほぼ無理な年齢になって、でも図書館に関わりたいと思うならこんな道を模索してみるのはどうでしょうか。

まず、図書館司書以外のスキルを身に着ける。できるだけ需要があったり、在宅でもできるような柔軟なお仕事スキルがいいと思います。そのうえで、副業的に図書館職員の仕事をする。

図書館職員の仕事は週〇回と制限されたものも多く、とてもこれだけでは食べていけませんが複数に収入源があったらまた違うのではないかと思うのです。期間限定の期限付き職員でもOk。図書館司書の仕事がなくなっても、食べていけるような土壌を作ってから図書館の仕事を探す。

ある程度の年になってからは、こんな考え方もイイのではないかと思うのですが。

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