ごろごろ独学勉強部屋

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洋書多読の話ー再度英語がぐんぐん読めるようになる「タドキスト」を目指す

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通信制じゃなく普通の)大学生のころ、大学院進学を目指していたことがありました。結局、研究室暮らしは向いてない・お金がかかる・文系の院生じゃ将来性がみえないということで、いつの間にか進学断念しました。

 

(その後、通信制大学を渡り歩いて今に至るのですが、大学院に進学して一つの研究をやり続けるよりいろいろな学問を渡り歩いて資格を取っていった方が私にとってはずっと楽しく、やりがいがあることだったと感じています。)

 

しかし大学院進学を目指していて良かったと思えることもあります。それが多読との出会い。

 

文系の院試では英語の文献を読みこなせる力は必須です。センター試験の英語も時間内に読み切るのが結構大変だった私は、どうにか英語のリーディング力を身に着けたいと考えていました。そんなとき、大学生協で出会った一冊の本。

 

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 「解読100万語!ペーパーバックへの道」酒井邦英著 ちくま学芸文庫

ちらっとみてみたところ、「英語の原書(ペーパーバック)が辞書引きなしで、日本語に訳することなく、スラスラ読めるようになる」とか。

そんなことができたら素敵だけど、英語の学習本なんて実際やってみると途中で挫折してうまくいかないことが多いんだよな。

そう思いつつ、文庫本の手軽さゆえについつい購入してしまうのでした。

アパートに帰ってから読んでみると

ハリーポッターを原書で読めるようになった

・いままで英語を後ろから訳していたけれど、頭から読んでスラスラ読めるようになった

・小学生でも英語が読める

・読書嫌いだったけど洋書を読むようになったら読書にはまった

・外国人の会話が分かるようになった

などなど、素晴らしいエピソードの数々が。

 

うーん。そんなことってあるんでしょうか。

でも、どうせ院試の勉強で英語は必要。ついでに大学の演習でも英語は必要。

それなら一度試してみよう。

 

ということでこの本で紹介されていたSSSという多読研究会のホームページから入門セットを購入してみました。

www.seg.co.jp

入門セットの購入はこちらから↓

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思えば初めてのネット通販で、怪しいところじゃないかな?ってドキドキしながら注文したのを覚えています。

多読学習法

SSSで進められている多読のシステムというのは簡単な英語の本をたくさん読んで、徐々に難しい本に移行していくというもの。

Penguin ReadersやCambridge English Readersなど、非英語圏の人に向けた簡単な英語で書かれた本のシリーズがあるんですね。

それぞれlevel別に本が出ていて、たとえばPenguin Readersのレベル0は200語の英語で書かれています。それで一つのお話が900語ぐらいで書かれている。普通に中学校、高校と英語学習をしてきた人にとっては苦がなく読める分量だと思います。絵が多く、読みやすいです。難しい文法や言い回しなどが出てくると、学校英語の癖でどうしても後ろから日本語に訳して読もうとしてしまいますが、簡単な英語を読むことで「訳する」という癖を消すことができます。

 

また、「快読!100万語」では読むスピードも重視していますので、読書にかかる時間を測っていきます。主要なreadersシリーズの総文字数はSSSのホームページで公開されているので、時間を測ることで、1分あたりにどのぐらいの文字を読むことができたのか知ることができるのです。このスピードがある程度上がれば、つぎのレベルの本に進むことができます。スピードを上げるためには日本語訳をしている暇はないし、辞書を引いている手間もかけられません。分からない単語が出てきても、絵や前後の文章から推測するようにする、あるいは飛ばす必要があります。

・辞書を引かない

・訳さない

・難しい本・合わない本はどんどん挫折してOK.面白いと思った本をとことん読む

が、酒井さんの勧める多読の極意です。

 

半信半疑で始めた私でしたが、読み進めるうちにすっかりはまってしまいました。最初のうちはたくさん本を買わなくてはいけないので、ちょっとお金がかかります。でも英会話教室にいくよりはずっと安いです。後で気が付いたのですが、大学の外国語センターにはreadersシリーズが山のようにあって、これをタダで借りることができました。図書館によってはreadersシリーズや英語の絵本が置いてあるところもあります。最近では英語の多読アプリもあるので、私が多読を始めた10年前よりコスパは良くなっているのではないでしょうか。

 

多読のシステムを英語学習に取り入れたら、本当に日本の英語教育は一変すると思います。読書の喜び、英語の喜びを学生にもっと知ってもらいたいなあ。

 

そう、多読の面白みは普通の読書の面白さを数倍にした感じです。作品自体の面白さに加え、「私、英語が読めている!」という脳内の興奮がやばかったです。大学時代~卒業後数年はひたすら英語の本ばっかり読んでいました。特にはまったのはアガサ・クリスティ

しかし、しばらく別の勉強にふらふらしていた最近ではめっきり英語を勉強していないことに気が付いて…

もう一度読んでみたらlevel4でもちょっときつくなっている…

これではもったいないのでもう一度英語の本を読もうかなと思っています。

おもしろい本に会ったら、ここで感想を書くかもしれません。

 

 

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