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金利についてのメモ【FP試験】

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お金について考えるのが好きなので、FP試験を受けてこようと思います。

今回は実は公務員試験でも微妙に分からなかった「金利」についてまとめてみました。

 

金利とは?

金利とは、お金を借りる時に払わなければならない費用…借金の利子を定めた物です。ちなみにお金を貸す側から見ると利子は利息という呼び方になるそうです。でもこの捉え方をしていると、政府の金融政策がどうにも理解しづらいので、私はこう考えることにしました。

金利とは「お金を借りるための難易度」である。

金利が高くなる=お金を借りるための難易度が上がる

金利が低くなる=お金を借りるための難易度が下がる

景気と金利について

景気が良くなると会社は物をたくさん作るためにお金を借りたがります。

庶民もいろいろな物を買うモードに入っているのでお金を借りたがります。

みんながお金を欲しがっているので、お金を借りるための難易度は上がります。

つまり景気が良い時金利は上昇します。

 

逆に景気が悪くなると会社は物を作るのを控えます。

庶民も物を買わず、お金を貯めこもうとします。

みんなが借金したがらないので、お金を借りるための難易度は下がります。

つまり景気が悪い時金利は下落します。

物価と金利について

物価が高くなる、つまりインフレが起きれば、物を買うためにたくさんのお金が必要になるのでお金を借りるための難易度は上がります。

つまりインフレのとき金利は上昇します。

逆に物価が低いデフレの時、みんなお金を借りようとしないので、お金を借りるための難易度は下がります。

つまりデフレの時金利は下落します。

為替と金利について

円安になると輸入品の価格が上がります。つまりはインフレ的な状態になるので、物を買うためにお金が沢山必要になります。つまりお金を借りたい人が増えて、お金を借りるための難易度は上がります(金利上昇)。

逆に円高になるとデフレ的な状態になるので、お金を借りる必要性が減り、お金を借りるための難易度は下がります(金利下落)。

金融操作と金利

景気が良いというのは、良いことばかりではありません。かつてのバブルよろしく、消費活動が盛んになり、みんながばんばん物を買うので値段がどんどんあがっていってしまいます。つまり相対的にお金の価値が落ち続けるということです。お金の価値が下がりつづければ、今の1000万円も数年後には100万円の価値しかなくなっているかもしれません。

そこで、金融操作です。

日銀が売りオペレーションを行います。銀行に債権を売り、銀行のお金を日銀に流れ込むようにするのです。銀行のお金はその分減りますから、市場に貸し出すためのお金が不足するようになります。つまり借金の難易度が上がる(金利が上がる)。すると、お金を借りる人が少なくなり、町の中のお金の量が減ります。お金がないから、新しいものを買おうという人は減ります。また、金利が高くなれば預金の利息も高くなるので、銀行にお金を預けたいという人も増えます。

 

逆に景気が悪い時、みんな物を買おうとしないので物の価値は下がり、お金の価値がどんどん高くなってしまいます。

そんな時日銀は買いオペレーションを行います。銀行が持っている債権を買い、銀行にお金を送り込みます。銀行にたくさんお金があるので、銀行はお金を貸しやすくなり、借金の難易度は下がります(金利が下がる)。お金を借りやすくなった会社は設備投資などをするようになります。また、金利が下がれば銀行の利息も低くなるので人はお金を眠らせず、使おうとします。市場にお金が沢山出回ることで、お金の価値が下がり、相対的に物価が高くなっていくのです。

 

 

参考URL:

www.boj.or.jp

 

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