世間の意見とずれるかもしれないが、正直なんで最初から原則健康保険証をマイナンバーカードにするって方向にもっていかなかったのかと思う。
最初は任意申請で、確定申告に使えるよ。
ポイントで釣る。
次に給付金(銀行口座の紐付け)の受け取りが早いよ。
ポイントで釣る。
後出しで健康保険証に使えて、免許証代わりにもなるよ。
ポイントで釣る。
最後に、紙の健康保険証は廃止してマイナンバーカードに統合。
これだと「任意という名の強制」になっちゃうから、不満や不安が出るのは当たり前。
最初から「健康保険証をデジタルで管理できるように一新する」といえばよかったんだよ。そうすれば、職場が変わっても1枚のカードでずっと使えるから便利だって。医療情報にアクセスしやすくなって便利だって。
もちろんそうすると国民全員が健康保険証をマイナンバーカードに切り替えることになるから全員強制にならざるを得ないんだけど、最初から強制切り替えなら「めんどうだなあ」とか「個人情報漏れないか」みたいな不安はあれど、ここまでは反対されなかったはず。
それを最初はまるで任意みたいなふりして、しかも便利さじゃなくてポイントなんて全く別の得点で釣ろうとするから反感かうんだと思う。
しかも、結局何の目的でマイナンバーカードを採用するのかというビジョンがないからグダグダに。
政府は国民みんなにマイナンバーカードを発行してほしかったんなら、みんながどうしても必要な物=健康保険証として最初からマイナンバーカードを周知すればよかったのに。
そのあと、徐々に「こんなこともできるよ」って役割を増やしていけばよかったのに。